キレイラインの拡大床による効果(比較写真まとめ)
キレイライン矯正を進める中で、場合によっては 「拡大床」というものを併用することを進められます。
拡大床は、マウスピースとあわせて装着することで横へ少しずつ歯を広げていき、
通常よりも早く歯を動かすためのスペースを作ることが出来る装置です。
私が調べる限りでは、半数以上の人が拡大床を使っているように思います。
ちなにみ私は、7回コース+拡大床(上下)を使用しています。
拡大床によって、どのくらいスペースを作ることができたのか、
歯を広げていって「出っ歯」にならないのか?
私が実際に経験した回転スケジュールと効果についてまとめていきます。
キレイラインの拡大床とは
キレイラインの拡大床の正式名称は「歯列拡大装置」といい、
歯と歯の間に隙間をつくりその隙間を利用して歯を並べていくための装置です。
拡大床は真ん中についている器具を少しづつ回転することで
プラスチック部分が広がっていき、
それによって歯を少しずつ広げていきます。
具体的には、1回転すると0.2mmほど広がります。
また拡大床の費用は4万円で、上下で合計8万円かかります。
その他、拡大床の基本的な使い方や保存方法、洗浄方法などは別の記事に詳しくまとめていますので
そちらも参照してください。
拡大床で出っ歯になるの?
拡大床を使ったら出っ歯になるのでは?と思う方もいるかもしれません。
拡大床は前歯の側ではなく頬側にスペースを確保するので、出っ歯になることはないそうです。
また拡大床で広げるのは数mm程度なので頬肉に吸収されるので見た目への影響はほぼありません。
これは、公式でも説明されていますので安心して大丈夫だと思います。
キレイライン矯正の拡大装置(拡大床)に関するお問い合わせをいくつか頂きましたので、画像にまとめました。
— キレイライン矯正【公式】 (@kirei_lign) 2019年7月24日
今拡大装置をお使いの方、これから使われる方の不安を少しでも解消できればと思います?? #キレイライン #キレイライン矯正 #拡大装置 #拡大床 #マウスピース矯正 pic.twitter.com/OAdziOCMYa
実際の拡大床回転スケジュール
では、ここから私が実際にどのような回転スケジュールで拡大床を使用していったのかを説明していきます。
まず、拡大床の型取りは1クール目のマウスピースを付けた状態で行います。
そのため、拡大床を使い始めるのは2クール目からとなります。
私の場合、2クール目はソフトを1週間、ハードを4週間使用しており
1週間に1回転してくださいとのことでした
つまり、2クールで5回転させました。
5回転ということは、1回転で0.2mm広がるので、約1mm広がることになりますね。
3クール目、4クール目も同様に、ソフトを1週間、ハードを4週間を使用したので5回転させました。
5クール目の時は、予定では同じく5回転のはずでしたが、下の歯だけうまくはまっていなかったようで
クリニックで診察をした際に、下の歯の回転を調整し少し戻してもらいました。
私の回転スケジュールをまとめるとこんな感じです。
クール数 | 装着期間 | 回転数 | 効果 |
---|---|---|---|
2クール | 5週間 | 5回転(上下) | 1mm |
3クール | 5週間 | 5回転(上下) | 1mm |
4クール | 5週間 | 5回転(上下) | 1mm |
5クール | 5週間 | 5回転(上) 1回転(下) |
1mm(上) 0.2mm(下) |
合計 | 20週間 | 20回転(上) 16回転(下) |
4mm(上) 3.2mm(下) |
回転せずにそのまま拡大床を装着してくださいとのことでした。
7クール目については、もう拡大床は装着しなくてよいということで
拡大床生活自体は2クールから6クールで終了しました。
上記のように私の場合は、上の拡大床を20回転(4mm)、下の拡大床を16回転(3.2mm)を回しました。
こちらが、実際に回転し終わった私の拡大床です。
真ん中の金具部分を見ると確かに4mmくらい広がっているのがわかりますね。
これはあくまでも私の歯並びの場合ということですので
人によって回転数はもちろん違いますので、
必ずクリニックでの指示に従って回してください。
また、現在コロナの影響でクリニックに行けない方は、回転し続けてもいいのか
確認されたほうが良いと思います。
人によって拡大すべき長さが決められているはずです。
指定以上に回転してしまうと、歯根が露出してきてしまう危険性もあります。
上下で回転数が違ってもいいの?
ここで、私は1つ疑問に思いました。
上下で回転数が違ったら、
かみ合わせがずれるのでは??
と思ったんです。
先生に聞いてみましたところ
回転数が上下で違っても問題ないとのこと。
なぜなら、その回転数どおりに歯がきっちり広がるわけではない。
人の体なので、20回転しても実はきっちり20回転分広がるということではない。
大切なのは、拡大床がしっかりはまっていることが大事。
とのことでした。
それを聞いて一安心。
私の拡大床による効果(写真比較)
では、次に私の実際の模型で拡大床の効果について比較してみます。
こちらの模型写真の下側が矯正前、上側が矯正後です。
黒線が矯正前の歯列幅、赤線が矯正の歯列幅になります。
ちょっと写真の撮り方があまりうまくいかずわかりにくいかもしれませんが、
下の矯正前の歯列幅(黒線)より、矯正後の歯列幅(赤線)のほうが広がっていることが分かります。
特に上の歯のほうが横に拡大しているのがよくわかると思います。
まとめ
キレイラインの拡大床は、マウスピースとあわせて装着し横へ少しずつ歯を広げていくことで
歯を並べるスペースを作っていきます。
私の場合は2クール~5クールまで回転をしていき約4mmほど広げていきました。
それにより、でこぼこしていた歯を並べることができ、
きれいなアーチを作ることができたと思います。
拡大床は、キレイラインの基本方針である「健康な歯を極力抜かない」を実現するために
抜歯をせずに歯を並べるスペースを作るものです。
決められた装着方法と装着時間をしっかり守り、効果を出していきたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。