ほとんどの人か勘違いをしているキレイライン矯正にかかる本当の期間
短期間で矯正できることが売りのキレイライン矯正。
公式サイトをみるとほんの数カ月で矯正できちゃう!みたいに見えてしまいますが、実際は全然もっとかかります(笑)
その理由と実際にキレイライン矯正を受けている私がどのくらいの期間必要だったのかリアルをお伝えします。
マウスピースのサイクル
まず基本知識として、認識しておくべきなのは、
キレイラインのマウスピースは型取りをしてから最短で3週間かかります。
サービス開始当初は1、2週間という短期間で作成できていたようですが、
現在は患者数が増えて、マウスピース作成が追いついていないようで3週間はかかります。
また今も患者数が増加しているようなので、この3週間も今後伸びてくる可能性は大いにあります。
そして、ここで重要なのが
キレイライン矯正を始めるとわかるのですが
必ずお盆休み、夏季休暇、ゴールデンウィークなどの長期休暇をはさみます
先ほどの最短3週間というのは、キレイラインの実働週で3週間なので
例えばお盆休みが1週間あると、マウスピースを受け取れるのも1週間遅れて4週間になります。
キレイラインは1クールだけからでも始めることができますが、
1クールだけで終わることはまずありません。
なぜなら1クールではほとんど変化がないからです。
キレイラインのセット料金を見てもわかりますが
軽度の人で4クール、中度の人で7クール、重度の人で10クール以上が基準になっています。
最短の4クールの場合であっても、どの時期に始めたとしても必ず長期休暇にどこかで引っ掛かります。
ですので、公式サイトにあるような短期間は、サービス当初(マウスピース受け取りが1、2週間だった頃)かつ
長期休暇を加味していない期間を表示しているような気がします。
ですので、それを見て「たった3か月ですぐ終わるなら!」という気持ちで始めると、
思った以上に長く感じでモチベーション維持が大変です。
さらにさらに拡大装置を併用する場合は、もっと期間がかかります。
これについては私が拡大装置ありで実際に行っていますのでその体験を踏まえてまとめて行きます。
拡大装置ありの場合の期間
私は7回セット+上下拡大床を実施中です。開始時期は7月でした。
以下は私が実際に行ったマウスピースの装着サイクルをまとめましたのでまず見てください。
1週間 | 1クール目(ソフト) | 1クール目は7週間つけることになりました 夏休みを挟みましたので通常より1週間多くかかりました |
---|---|---|
2週間 | 1クール目(ハード) | |
診察(2クール目の型取り) | ||
4週間 | 1クール目(ハード) | |
診察(2クール目の受け取り) | 2クール目は5週間つけることになりました ここまでで12週経過(約3ヶ月) |
|
1週間 | 2クール目(ソフト) | |
4週間 | 2クール目(ハード) | |
診察(3クール目の受け取り) | 3クール目は5週間つけることになりました ここまでで17週経過(約4ヶ月) |
|
1週間 | 3クール目(ソフト) | |
4週間 | 3クール目(ハード) | |
診察(4クール目の受け取り) | 4クール目は9週間つけることになります 年末を挟みましたので通常より1週間多くかかりました ここまでで26週経過(約6ヶ月半) |
|
1週間 | 4クール目(ソフト) | |
4週間 | 4クール目(ハード) | |
診察(5クール目の型取り) | ||
4週間 | 4クール目(ハード) | |
診察(5クール目の受け取り) | 私は5クール目からは拡大床がなくなったため、マウスピースをまとめてもらえました。 5クール目は5週間つけることになります ここまでで31週経過(約8ヶ月) |
|
1週間 | 5クール目(ソフト) | |
4週間 | 5クール目(ハード) | |
診察(6・7クール目の受け取り) | 6クール目は5週間つけることになります ここまでで36週経過(約9ヶ月) |
|
1週間 | 6クール目(ソフト) | |
4週間 | 6クール目(ハード) | |
3週間 | 7クール目(ソフト) | |
診察 | ||
2週間 | 7クール目(ハード) | 7クール目から新素材になりましたのでソフトとハードの着用期間が変わりました ここまでで41週経過(約10ヶ月) |
赤字の部分を見てもらうと分かるように
1クール目のハードを2週間つけた後に型取りをしますので
1クール目のハードは最短でも5週間はつけることになります。
さらに、
4クール目のハードを4週間つけた後に型取りをするので
4クール目のハードは最短でも8週間はつけることになります。
私の場合、ただでさえ一番モチベーションが下がる
1クール目のハードを装着している期間にお盆休みをはさんでおり1クール目のハードは6週間つけました。
さらには4クールの時は年末休みを挟んでしまったので9週間つけることになり
かなりモチベーション維持に苦労しました。
また、拡大装置併用の場合は、人によってハードの装着期間が違います。
拡大装置って何?という方はこちらをご覧ください。
拡大装置は歯を並べるだけの隙間が足りない人が歯を広げて隙間を作っていくために使います。
その隙間がどのくらい必要なのかによってハードの装着期間が変わってきます。
具体的にいうと、拡大床では1週間で0.2mmずつ動かすので
例えば1クールで0.4mm動かせば済む程度の人であればハードは2週間で済みますし
私の場合のように1クールで0.8mm動かさないと隙間ができない人であれば
各クールのハードは4週間つけることになります。
もっと広げないといけない人は各クールハードが全て5週間とかになれば
全体としての矯正期間も伸びることになります。
拡大装置なしの場合
拡大装置なしの場合は、上記で説明したような人によって変わってくる要素があまりないので
基本的には以下の日程で進んでいくと思います。
こちらも比較のため、7回セットの場合を例にします。
1週間 | 1クール目(ソフト) | 1クール目は6週間つけることになります ここまでは拡大装置ありと一緒ですね この1クールが結構長く感じるのでモチベーション維持に苦労します |
---|---|---|
2週間 | 1クール目(ハード) | |
診察(2クール目の型取り) | ||
3週間 | 1クール目(ハード) | |
診察(2~4クール目の受け取り) | 2クール目は4週間つけることになります ここまでで10週間(約2ヶ月半) |
|
1週間 | 2クール目(ソフト) | |
3週間 | 2クール目(ハード) | |
1週間 | 3クール目(ソフト) | 3クール目は4週間つけることになります ここまでで14週間(約3ヶ月) |
3週間 | 3クール目(ハード) | |
1週間 | 4クール目(ソフト) | 4クール目は6週間つけることになります ここまでで20週間(約5ヶ月) |
2週間 | 4クール目(ハード) | |
診察(5クール目の型取り) | ||
3週間 | 4クール目(ハード) | |
診察(5~7クール目の受け取り) | 5クール目は4週間つけることになります ここまでで24週間(約6ヶ月) |
|
1週間 | 5クール目(ソフト) | |
3週間 | 5クール目(ハード) | |
1週間 | 6クール目(ソフト) | 6クール目は4週間つけることになります ここまでで28週間(約7ヶ月) |
3週間 | 6クール目(ハード) | |
1週間 | 7クール目(ソフト) | 7クール目は4週間つけることになります ここまでで32週間(約8ヶ月) |
3週間 | 7クール目(ハード) |
拡大装置なしの場合は、2クール目以降、ハードの装着が3週間で済むことが多いようです。
また、家が遠いなどで頻繁に歯医者さんにいけない方などには
2~4クール目のマウスピースを同時に受け取れる場合もあるようです。
これは歯医者さんによって対応が違うので(毎回診察に来てくださいといわれるところもある)
家が遠い人は事前に確認しておくといいと思います。
もちろん、心配だったらクール途中で診察をお願いすることも出来ると思います。
私は、各クール終了時に診てもらったほうがきちんと動いているのか確認してもらえるので安心かなと思います。
ただし、何度も言いますがここで見てきた期間はあくまでも最短の日程で進んだ場合です!
長期休暇を挟むこともそうですが、歯医者さんの予約が希望日に取れなかったり、
せっかく予約していたのに都合で行けなくなったりすることもあります。
特に今キレイラインの予約は殺到しているようで、人気の医院では希望日に予約が取れないことも考えられます。
なので、キレイラインを始める方は、「短期間で終わる!」ということはあまり意識せず「気長に行こう」という心構えで臨んだほうが
モチベーションを保つことができますよ^^;
保定期間
このページでお伝えしたい一番はここからです。
ほとんどの人か知らないor勘違いをしているように思います
それは、保定期間の存在です。
矯正期間が終わったら、その後「保定期間」というものがあります。
これは、せっかく矯正したキレイな歯を保つため(後戻りしないため)に
最終マウスピースをつけておく期間のことです。
保定期間は、マウスピース矯正に限らずワイヤー矯正を行ったとしても必要な期間です。
これが最低1年は必要です。
保定期間は何をするのかというと、
最終マウスピースを1日20時間以上つけていなくてはいけません。
つまり!マウスピースを一日中つけている生活はまだまだ終わらないということです!!!
この事実を知らずにキレイラインを始めている人が多い気がします。
実際に私もそうでした。
公式サイトにも書いていないし、キレイラインを開始する際にもそんな説明はありませんでした。
矯正のことを知っていれば保定期間があるのは当たり前のことなのですが
短期間!今までの常識を覆す!みたいなキレイラインの広告をみて
なぜか保定期間のことは
自分に都合よく認識していませんでした。
なので、皆さんもこのことを少しでも知ってもらいたくてこの記事を書きました。
最初からそのつもりで始めているのと、あとから知るのとでは全然モチベーションが違いますよね;;
さらにさらにその後1年間(つまり2年目)は就寝時のみマウスピースをつける生活をしなくてはいけません!!!!
保定期間をさぼるとあっという間に元に戻ってしまいます。
私はワイヤー矯正の経験もあります。
その時は矯正期間3年程度、その後保定期間を3年もやりました。
矯正で動かした期間分は保定期間を設けないと戻ってしまうようですね
3年もかけて保定したのに後戻りしてしまって、今こうしてキレイラインを実施しているのです(笑)
ですので、保定期間をしっかり行わないとせっかく行った矯正が無駄になります
結論
これまでお話してきたことをまとめます。
キレイラインの矯正期間は
拡大装置ありの場合だと
・約5ヶ月(4クールの場合)
・約9ヶ月(7クールの場合)
・約1年1ヶ月(10クールの場合)
拡大装置なしの場合だと
・約4ヶ月半(4クールの場合)
・約8ヶ月(7クールの場合)
・約1年(10クールの場合)
いずれもゴールデンウィークやお盆休みや年末休暇をはさまず、予約も最短日程で取れた場合です。
実際は必ず長期休暇を必ずはさむと思いますのでもう少しかかると思います。
さらに、矯正期間が終了した後に保定期間が最低でも1年間必要で保定期間中も20時間以上マウスピースをつけないといけませんので
マウスピースを日中もつける生活というのは最低でも1年5ヶ月以上はかかります。
たった数カ月で終わる!みたいな宣伝文句に惑わされて、その気で始めると
思っていたのと違った!!となりますので注意してください。